■11.パソコンで作成する礼状はいかがですか?■

はがきの礼状を5枚作成するのに、4時間もかかってしまいました。
パソコンだから、速くできるのではないのですか?
いえいえ、つい、レイアウト
(文字の形や色やサイズを直したり、紙面をきれいに整えること)
に凝ってしまって時間を忘れるのです。とても楽しい趣味の時間です。

どうしても、手書きで書かなくては失礼にあたる場合は、
パソコンで下書きをし、文章校正をして、手書きで清書します。
辞書が組み込まれているし、校正が簡単にできるからです。
削除文や他でも使える文章は、雑文とでも名づけて、
ファイル(パソコンの中の用紙と思ってください)に保存しておくと、
意外なところで使えます。

私には、ロゴマークがあるので、
そのロゴと文字だけでもインパクトのある礼状が作れます。
仕事の場合は、普通の官製はがきか、
少し色のついたカードに印刷します。
水色は寂しそうに見えるし、ピンクはかわいらし過ぎるので、
落ち着いた黄色をよく使います。
また、親しい人にはパソコンで描いた漫画風の似顔絵を利用しています。
宛名はもちろん年賀状ソフトを利用。

皆さんも、名前の下にすてきな線を引いたり、
文字を工夫して自分だけのマークを考えてみてください。
パソコンを使うと、初心者でもデザインが簡単に楽しめます。
レイアウトのコツはたくさんありますが、
べったり文字を打つのではなく簡潔にし、
空間の美を考えるとすっきりします。
ポスターや広告などのプロの美的感覚を、参考にすればよいのです。

文章を練り、紙を選び、その方だけに宛てた礼状は、
手書きに負けない心のこもったものになります。

封書の礼状も工夫次第!
大勢の方に同じ手紙を送る場合の、封筒の宛名書きは、
年賀状ソフトのラベル印刷を利用すると便利です。
自分の住所と名前は、封筒用の名前シールをいろいろ作り、
各封筒に合わせてセンス良く使い分けたら良いでしょう。
用紙もいろいろ試すと面白いですよ。
例えば、上質コピー用紙に、文字を濃いグレーで印刷すると、上品になります。

楽しく礼状を作れると、
時期を逸しないで礼状が出せ、礼儀を守ることができます。


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