■5.“高齢者”という甘い言葉に負けないで!■

普段は高齢者と思っていない人でも、
ことパソコンに関しては、簡単に自分を高齢者と呼びます。
できない事を恐れているのでしょうが、
私達講師にとってみれば、高齢者ほど怖い。
パソコンに興味ある人は高齢になるほど知的レベルが高いからです。

パソコンにおける高齢者とは、次の項目の全てに当てはまる人です。

1. 一応、80才以上
2. キーボードより、マウス操作が苦手
3. ローマ字や日本語を忘れている
4. 理屈が解らないと、前に進めない


しかし、

1. パソコンの理解は、それまでの生活様式や仕事の内容による
場合が多いので、一概に年齢では決められません。
2. 手がぶれる人でも、変な癖の付かない内に、
自分の指の圧力やタイミングや
マウスの持ち方の指導を受ければ、大丈夫です。
3. ローマ字は、思い出すのに時間がかかります。
日本語はフリガナをふるように入力すれば良いのです。
(例えば、「続く」は「つずく」ではなく「つづく」)
4. 高齢になるほど、理由がはっきりしないものは気持ち悪く、
頭で理解しようとします。
理屈より経験ということを、思い出してください。

パソコンもお稽古事と思えば良いのです。
バランスや手際を常に考え、地道に努力する。
悲観的に考えない。
先生をおだてて、良い関係を結ぶ。

パソコンを使うと言うことは、ソフトの操作ができることではなく、
自分の仕事や生活に役立たせることです。
だから、活かせてない人はプロとは言えず、
逆に、どんな人でも使いこなしのプロになれます。

パソコンって
1.いつまでたっても、使えるようになったと思えないしろもの
2.プロほど、資格を持っていない
3.思考を助ける道具。アイデアを引き出すおもちゃ箱。
4.個で社会に参加でき、自宅で世界につながるコミュニティスペース。


パソコンはボケ防止のための道具ではなく、自分の世界を広げる道具です。


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